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2006年4月23日コメント (6)
続き分↓ 

コメント

alma
alma
2006年4月23日23:25

多分

今日も厄日に違いない。


  
船を港のしかるべき場所につけ、副官二名といつもの水夫との4人で酒場に向かう。
浴びるほど呑ませた後、
自分は港へ戻った。

港から眺める海には、
あの夕焼けが 荘厳に、
この世界全てに覆いかぶさるように広がっていた。

何かをするはずだったと思う。
何かを。

夕日を眺めているうちに、急速に眠気がやってきた。

まずいだロ、自分。
思えど抗えずに、目を閉じた。
地面にはうまく、向き合えたらしい。
衝撃はかすかにしか、こなかった。

融けるような感覚の中に、落ちていく。
この夕日の中になら、いいかもしれない。

alma
alma
2006年4月23日23:31

「船 造ってくださる方、いませんかー」

遠くで声がしていた。

『船』

「すみませんー」

同じ言葉が何度も繰り返される。
 間隔をおいて。

誰かに 頼んでいるんだな。

蕩けたアタマで、それだけを推察する。

『船・・・』

閉じた瞼の向こう側に、
遥か西、セビリアの造船所の景色が浮かび上がった。

「船を造ってくださる方、いらっしゃいませんかー・・・」

大声では叫べずに、
その辺りにだけ 伺って歩いたあの日。
友人達は上手くやって、どんどん新しい船を手に入れていたっけ。

「船造ってくださる方いませんかー」

だんだんと 誰も居なくなっていく造船所前。
取り残される 誰か。
自分。
あのときのことは まだ 覚えてる。

alma
alma
2006年4月23日23:38

こんなことを思い出すなんて。

今日はきっと厄日だ。

あの時の友達はもう、皆居ない。

つぶっているはずの目を、さらに強く閉じた。

「船造ってくださる方 いませんかー。。。」

 追 憶 も い い 加 減 に し ろ

いい加減に自分の中の記憶とはいえ。
段々キレてきた。
意識を 蕩けさせる何かから、
キレたイキオイで無理やりに自我を引き剥がして、目を見開いた。


少し遠くに 細身の青年が 所在無くうろついていた。

「船を造ってくださるかたいらっしゃいませんかー」

『初期航海者か、、、』
身なりでそれと判る。

考えても仕方がない。
我が君との誓約故に、なさねばなるまい。

「造ってもらえそうですか?」
「いえ、それが・・・まだで」

困ったように下を向いた後、青年は不安と期待の入り混じった様子で、
こちらを見つめた。

alma
alma
2006年4月23日23:40

とある航海者さんとの出会いがあり、
それをRP調に書いてみたんですけどね。

結局私小説なわけでして。
どないもこないも・・・・・・〆(^^;

この後商会メンたちに頼んであれこれとしていただいたのも
文章に起こせたらいいんですけどね。
今日はこれまでで.........((((((【猫箱】

nophoto
かすてら
2006年4月24日0:20

読了。

春眠暁を覚えずってやつですかねw

グリス
グリス
2006年4月24日5:53

有難う(^^(ふかぎゅ〜〜〜〜〜v
ちょっと続きが読めて嬉しいのです。
でも、あんまり無理したり、気が向かないのに書いたりじゃなくていいからね?
気が向いた時の妹の文章が一番好きだから(^^

あの時の友達は心の中に。
今の友人達は…ね…(^^
目の前にいなくとも、傍にいるのですよ、きっと。

姉の愛もね〜〜〜〜(ぎゅみ〜〜〜〜v
…そこへ持っていきたかったのか、私よ。

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