■ 明日 笑顔の君を思い出すために 僕は 今日 ■
便りを受け取った。
セビリアにめっきり腰を落ちつけていた嬢が
「ロロが欲しい」
とのことだった。
『兜 ね』
いわずもがなの、省かれた言葉を脳内で補完した。
遠慮がちな言葉で綴られた手紙。
嬢の性格だ。
口の端に載せた上は、必要なのだろう。
ロロは幾度か掘った事があった。
今回も、探索自体は失敗しないだろう。
しかし、常に発掘物を持ち帰れるという保証はナイ。
今までは手に入ってきていた。
だが、今日も、という確証もない。
あるのかもしれないが、私は知らない。
人数が欲しいなぁと思った。
本人にも来ていただくとして。
そして、来ていただくとすれば、北上の航路は鬼門となる。
嬢は色つきのイイオンナ。
勇敢な者達が、熱烈に色々と申し込んでくるやもしれぬ。
ナポリ発、イベリア半島経由、ビスケー北上、カレー、倫敦、
発掘地点、そしてまた、終えて、南下。
無事送り届けて終わるまでが 『依頼』だしで。
さて? 思考する。
この状況に対して、自分に勝ち目はあるだろうか。
ナイ。
では、伝手を辿るとしよう。
少しして、とある友人の名前を思い出した。
彼ならば、利害が合うかもしれない。
私自身でも悪い癖だと自覚する、普段の臆病さや物臭さをとりあえず、棚に置いて、
声を掛けに行くことにした。
まあ、最悪二人でも何とかなる。
しかし、彼、、、、代名詞としては、。氏、としようか。
氏がいれば格段に可能性が上がるだろう。
無事に成功できることだろう。
少し前に訪れたリスボンには 十分に危惧の元があった。
氏と話の着くのは早かった。
護衛依頼の形に持って行きたかったが、うやむやに
しやがってくれているのをうすうす感じつつ、会話を続ける。
自分も掘る、といって気を楽にしてくれていた。
どうあっても護衛の形にしたかったのは。
最悪 氏の手にのみロロがきた場合、
クレ。
と 大上段に言うためだというのn(ry
まあいい 出る きっと出る。 出るに違いない。
セビリアに嬢を迎えに赴き、氏とはナポリで落ち合うこととなった。
出航前、
全ての帆を濃い夜の色へと塗り替えた。
紋章を、嬢と氏の所属する団の方に
過日、頂戴したものに付け替え、紅く染め抜いた。
深く息をついた。
敵手となる方々にも、
旗艦がこの方が、意思が明白で よろしかろうて。
襲撃上等。
自らに気合を入れて、副官どもに出航準備を命じる。
「んじゃ、いっちょ掘りますかぁ」
そんなこだわりも、言葉にすれば、ただ、コレだけだった。
「ウン」
嬢が満面の笑顔で走ってきた。
「行こう」
きっと、そう、上手くいく。
自分も笑みを返し、そのまま港へと、嬢を促した。
便りを受け取った。
セビリアにめっきり腰を落ちつけていた嬢が
「ロロが欲しい」
とのことだった。
『兜 ね』
いわずもがなの、省かれた言葉を脳内で補完した。
遠慮がちな言葉で綴られた手紙。
嬢の性格だ。
口の端に載せた上は、必要なのだろう。
ロロは幾度か掘った事があった。
今回も、探索自体は失敗しないだろう。
しかし、常に発掘物を持ち帰れるという保証はナイ。
今までは手に入ってきていた。
だが、今日も、という確証もない。
あるのかもしれないが、私は知らない。
人数が欲しいなぁと思った。
本人にも来ていただくとして。
そして、来ていただくとすれば、北上の航路は鬼門となる。
嬢は色つきのイイオンナ。
勇敢な者達が、熱烈に色々と申し込んでくるやもしれぬ。
ナポリ発、イベリア半島経由、ビスケー北上、カレー、倫敦、
発掘地点、そしてまた、終えて、南下。
無事送り届けて終わるまでが 『依頼』だしで。
さて? 思考する。
この状況に対して、自分に勝ち目はあるだろうか。
ナイ。
では、伝手を辿るとしよう。
少しして、とある友人の名前を思い出した。
彼ならば、利害が合うかもしれない。
私自身でも悪い癖だと自覚する、普段の臆病さや物臭さをとりあえず、棚に置いて、
声を掛けに行くことにした。
まあ、最悪二人でも何とかなる。
しかし、彼、、、、代名詞としては、。氏、としようか。
氏がいれば格段に可能性が上がるだろう。
無事に成功できることだろう。
少し前に訪れたリスボンには 十分に危惧の元があった。
氏と話の着くのは早かった。
護衛依頼の形に持って行きたかったが、うやむやに
しやがってくれているのをうすうす感じつつ、会話を続ける。
自分も掘る、といって気を楽にしてくれていた。
どうあっても護衛の形にしたかったのは。
最悪 氏の手にのみロロがきた場合、
クレ。
と 大上段に言うためだというのn(ry
まあいい 出る きっと出る。 出るに違いない。
セビリアに嬢を迎えに赴き、氏とはナポリで落ち合うこととなった。
出航前、
全ての帆を濃い夜の色へと塗り替えた。
紋章を、嬢と氏の所属する団の方に
過日、頂戴したものに付け替え、紅く染め抜いた。
深く息をついた。
敵手となる方々にも、
旗艦がこの方が、意思が明白で よろしかろうて。
襲撃上等。
自らに気合を入れて、副官どもに出航準備を命じる。
「んじゃ、いっちょ掘りますかぁ」
そんなこだわりも、言葉にすれば、ただ、コレだけだった。
「ウン」
嬢が満面の笑顔で走ってきた。
「行こう」
きっと、そう、上手くいく。
自分も笑みを返し、そのまま港へと、嬢を促した。
コメント
続きを書くか書かないかに
だいぶ迷う。
ここまででいいような気もする。
一応書いておくが、
ロロ兜がレアではなく、
常時手に入るというのは
中の人の常識だと自分は思う。
これ
物語として遊ぶ場合、
知っているとおかしいよね?
そして私自身が
多忙なのもあいまって その辺の線引き、見極めができず。
ログを見て話を起こせそうになく。
少し筆を置こうと思う。
まあ、嬢以外に読む人が居るとも、思わないけどね、w
連れて行ってくれてどうもアリガトね^^
サンクスー。
また時間できたら書くー。